『人生の勝算』書評/まとめ「コミュニティづくりにオススメ」

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『人生の勝算』

SHOWROOM株式会社の社長、前田裕二さんの『人生の勝算』を読んでみた。この本は今年6月末に発売になったもので、話題にもなっているので、既に読んだ人も多いはず。

秋元康なども推薦しているようだったけど。

正直、この類の本は興味がわかず(そういうことが少なくない)。読まなかったのだけど、色々なところで「コミュニティを作るなら、オススメ」などと告知されていたので、最初の1章を書店で手にとり、読んでみた。

そこで書かれている「コミュニティ」に興味をもったのが読んだきっかけだった。

本について、ざっと語ると、かなり「熱」をこめて書かかれているので、その手の熱が苦手な人は読まない方がいいかもしれない。もっといえば、その点に嫌悪感を感じる人もいるだろう。一方でその点を評価している人もいる(Amazonレビューには次のような方もいる)。

「この本で最初に感じたのは、著者の持つすごい熱量。それは、著者のこれまでの人生でのコンプレックスの反動で培われた強力なハングリーさも関係するとは思うが、正直にすごいと感じた……」

それでも学ぶべき点はある。彼のような人生の中から見出した思考は、あなたのビジネスにもきっと役立つだろう。

この本が最も伝えているのは『コミュニティ』。それに人生をいかに生きていけばいいかという『自己啓発』の要素もある。それらに興味がある人は必読の本だろう。

著者独自の考えのポイントはこれからご紹介していくけど、印象に残ったのは彼の投資銀行時代の先輩の言葉。

「(仕事をする上での)勉強なんかいらないよ。とにかく人に好かれること。秘書でも、掃除のオバちゃんでも、受付の人でも、好かれなくちゃダメだ」

この言葉にこの本の魅力が凝縮されている。人との繋がり。

特に印象に残ったのは次のもの。

『人生の勝算』3つのポイント

1.自分の人生のコンパスをもつ

他人を見て羨ましく思ってしまったり、迷ったりする人は少なくない。そんな時に重要なのはコンパスをもつことだ。

「人生の価値観、向かうべきベクトルを明確に持つこと。つまり、『人生のコンパスを持っている』ということです。コンパスを持つためには、とことんまで自分と向き合って、自分の心と深く対話する必要があります」

「自分が何をしたいのかを示すコンパスがないと、人生という荒波の中で、すぐに迷ってしまいます。それは、あらゆる物事を決める指針となります。……実りある人生を生きるうえで、コンパス、つまり、自分は何を幸せと定義し、どこへ向かっているのかという価値観の言語化は、必要不可欠です」

2.他人とのコミュニケーション

僕らの世界は他人とのコミュニケーションで成り立っている。では、どうしたらうまくコミュニケーションをとれるのか。それについてこう述べている。

「どんなビジネスであれ、そこに人間が介在する以上、コミュニケーションが重要です。……コミュニケーションに求められることは、シンプルです。相手の立場に立つことです」

僕の著書『顧客の「本音」がわかる9つの質問』でも幾度となく語っているのだけど、相手(顧客)の立場に立ち、相手が何を求めているのかを把握することが重要で、そこさえできてしまえばビジネスは急速に前進する。

「よくビジネス書では、人に好かれる能力を磨きなさいと説かれていますが、僕は逆だと思っています。人を好きになる能力の方が、よっぽど大事だと思います」

人を好きになるなんて当然だろう、と考えてしまう人もいると思う。でも(僕が仕事で)様々な企業の社員の方を見る限り、その能力をもつ人はほんのわずか。そういう人の仕事での人間関係は明らかにうまくいっている。

3.コミュニティを築く上で重要なこと

コミュニティ形成の上で重要なポイントは次の5つ。

・余白の存在
・常連客の存在
・仮想で敵をつくる
・秘密やコンテクスト
・共通目的やベクトル

「余白の存在」

これは完璧じゃないってこと。
この本ではスナックを例にあげていたのだけど。
スナックではママ自体がきれいな女性である必要はなく、お酒をお客と一緒に飲み、先に潰れてもいいし、頼りなくてもいい。粗だらけ。その未完成な感じが共感を誘い、仲間を創る。

「常連客の存在」

スナックは長年通う常連客によって成立する。逆にいえば、空間を閉じ、一見さんが入りにくい空間。「俺たちだけの場所」とし、常連の所属欲求を高めていく。

「仮想で敵をつくる」

ママを責める常連客はみんなの敵になり、みんなでママを守ることで結束が強まるってこと。言いかえると、敵をつくることで結束が高まる。

「秘密共有」

トラブルや秘密について、他のお客にいわず、自分たち(顧客)の胸にしまっておこう、と秘密を共有する共通認識やコンテクストができあがる。

「共通目的やベクトル」

「敵をつくる」に似ているけど。
たとえば、店(スナック)のトラブルを解決する、などと1の目的に向かっていくことでコミュニティの絆が生まれるということ。

などと多くのヒントがある。

ここは参考になる部分が多いし、実際に本を読んでもらった方がいいと思う。

弾き語りでの3つの成功ポイント

著者は8歳のときに両親を失ったことから小学生の時にお金を稼ぐため、アコースティック・ギターをもって、路上で弾き語りを始める。

そこでの数々の失敗から一定の成功を得るまでの話があるのだけど、これも興味深い。

「未知から既知」

これはこのブログだけでなく、様々なところで語っている話だけど、人は知らないものはわからない。音楽でいえば、知っている曲でなければならないということ。

著者は最初、オリジナル曲で弾き語りをしていたのだけど、そこからカバー曲に変えることで成功をしていく。

「お金を払ってくれる顧客」

商品やサービスは(それに対して)お金を払ってくれる人に訴求することで売れる。
著者はまさにその原則を押さえ、葛飾区での弾き語りから白金への弾き語りに変える。そして、「既知」の原則に従って、松田聖子などの曲を演奏し始める。
(この段階で多い時には月10万円ほどになったという)

「濃い常連客を創る」

さらに濃い常連客を創ることにこだわったという。これは3つのステップを意識したという。これは非常に興味深いので、詳細は書籍を読んでほしい。

ステップ1:つっこみどころを作る

会話のキャッチボールが成立する「コミュニケーション可能範囲」に入ってきてもらう。そのためにつっこみどころをどれだけ作るかという話

「お客さんがぐっと近くに来てくれるようになったのは、曲のセットリスト(当日歌う予定の歌を一覧にしたもの)を書いた、手書きのボードを掲げてからです。
松田聖子やテレサ・テン、吉幾三などと書いてあると、街行くお客さんは、『小学生が歌謡曲を歌うの?』……驚いたり、笑ってくれたりします」

「通りかかった人が素通りできないような、つっこみどころを自分の中にどれだけ作れるか。この発想が功を奏しました」

ステップ2:リクエストを受ける

歌ってほしいリクエストを受け、それを時間差で答えるということ。

「40 代くらいの女性から『白いパラソルって知ってる?』とリクエストされたことがありました。本当はすぐにでも歌えるのに『知らないので今日は歌えません』と答えました」

歌のうまさで勝負しても、松田聖子のライブにはかなわない。でも、お客と心を通じ合わせれば、勝てるかもしれないと考え、時間差でリクエストに答えたわけです。

「『今日は歌えないのですが、来週の水曜の同じ時間に、もう一度この場所に来てもらっても良いですか?』そう言って、次回の約束を取り付けました」

「きっちり約束の時間に来てくれた女性に、僕は心を込めて、『白いパラソル』を歌いました。すると、この僕が歌う『白いパラソル』が、この女性にとっては特別なものになります。下手をすると、松田聖子さんご本人が歌う『白いパラソル』よりも、価値を持ち得ます」

「『私のためにこの1週間ぶっ通しで練習をしてくれたのか。どこで曲を覚えたのだろう。楽譜はどうしたのだろう。きっと、お金もないだろうに……』と、単純にカバー曲を披露したときとは違った種類の感情移入や共感が、そこに生まれます」

ステップ3:オリジナル曲の披露

そして、最後のステップでオリジナル曲を披露する。

「何も関係性のない通りすがりの人々にオリジナル曲を歌っても、誰も聴いてくれません。でも、すでに特別な絆が出来上がっているお客さんは、僕が作った曲に深く耳を傾け、詩もメロディも心で噛み締め、感動してくれます。『白いパラソル』を披露した女性は、(これが初めての経験でしたが)ギターケースに1万円札を置いていってくれました」

最も印象に残った言葉

最後にこの本で僕が最も印象に残った言葉をお届けしたい。

「先天的な音楽の才能がなくとも、①絆、②絆の集合体であるコミュニティ、そして、③コミュニティの集合体であるプラットフォームさえ作れれば、影響の範囲を乗数的に広げていくことができる。いわば、ビジネスを通じてであれば、影響範囲とその深さという観点で、ビートルズにさえ勝てるかもしれない」

書籍情報

今、最も注目される若き起業家が生きていくための路上ライブで身につけた人生とビジネスの本質をすべて明かす。

SNS時代を生き抜く為に必要な〝コミュニティ〟とは何か。
SNSの次の潮流である、ライブ配信サービスの最前線はどこか。

アーティスト、アイドル、モデルなどの配信が無料で視聴・応援できる。そして、誰でも配信者になれる。画期的な仮想ライブ空間の「SHOWROOM」を創り出した前田裕二の全思考。

「勝算なんて何の根拠もないことを、この若き経営者は知っている。だから、前田裕二を信じた」
秋元康

「秋元さんが〝堀江以来の天才がいる〟というから会ってみたら、本当だった」
堀江貴文

<著者について>

前田裕二

SHOWROOM株式会社代表取締役社長

1987年東京生まれ。2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系投資銀行に入社。11年からニューヨークに移り、北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務に従事。株式市場において数千億~兆円規模の資金を運用するファンドに対してアドバイザリーを行う。その後、0→1の価値創出を志向して起業を検討。事業立ち上げについて、就職活動時に縁があった株式会社DeNAのファウンダー南場に相談したことをきっかけに、13年5月、DeNAに入社。同年11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。15年8月に当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立。同月末にソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資を受け、合弁会社化。現在は、SHOWROOM株式会社代表取締役社長として、SHOWROOM事業を率いる。

興味をもった人はぜひ本を読んでみてほしい。


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