『模倣の経営学 実践プログラム版』書評/まとめ

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『模倣の経営学 実践プログラム版』

今回、ご紹介するのはこの本。

『模倣の経営学 実践プログラム版』

タイトルはまだしも、このコピーが凄まじい。

「模倣を創造に変えるイノベーションの王道」とあり、さらに下には「偉大な企業の『パクリ伝説』をもとに、ビジネスモデルとテクノロジーを革新する、新結合の手法を体系化。」とある。

本の冒頭には僕が好きなジョブズの例の言葉が紹介されていた。

「素晴らしいアイデアを盗むことに我々は恥を感じてこなかった」

Appleという企業はイノベーションの象徴のように取り上げられているけど、その中身は実は模倣が多い。この本でも……

「初期の成長を支えたパソコンのマッキントッシュは、グラフィカル・ユーザー・インターフェースとマウス操作を実現したが、GUIやマウス自体は、米ゼロックスのパロアルト研究所で開発されたものである」

など模倣だったことを取り上げている(iPodなどについても)。

僕はこの類の本が好きだし、こういうのが好きな人も多いはず、なので、今回はこの本をご紹介したい。

印象に残ったポイント

我流はダメ。模倣すべき

我流はやめた方がいい。模倣すべきだ。ただ、外から模倣するのではなく、中からも模倣する。

「我流はだめだ。生きている時間が少ないから。先例から教訓を学ぶ」

「『模倣は独創の母である』と言われる。
モーツァルトは、他人の音楽を模倣することから始めて、ついには独創的な音楽を生み出したそうである」

「『ピカソが来ると自分の作品を盗まれるからかなわない』と言って、ピカソが来ると回りの画家が作品を隠してしまった」

「独自な作家とは、誰をも模倣しない者ではなく、誰にも模倣できない者である」

「アートの世界では、平凡なアーティストは、外から眺めるようにして他の作品を真似るが、優れたアーティストは、中に入っていく感覚で他の作品を盗むと言われる」

「数々の業態革新を行った、ウォルマートの創業者、サム・ウォルトン氏も『私がやったことの大半は、他人の模倣である』と言っている」

2つの模倣

模倣は大きく分類すると、2つのタイプがある。

  • 良い見本(手本)
  • 悪い見本(手本)

その条件について、本書ではこう書かれている。

「世の中には、少なくとも2つのタイプの創造的な模倣があると思っている。
その1つは、自らを高めるために、遠い世界から意外な学びをするという模倣である。……もう一つの創造的な模倣は、顧客の便益のために、悪いお手本から良い学びをするという模倣である」

遠い世界から学ぶ模倣

遠い世界から模倣する場合、3つのレベルがある。

  1. 単純にそのまま持ち込む「再生産」
  2. 状況に合わせて作り替える「変形」
  3. 新しい発想を得る「インスピレーション」

あとのレベルになればなるほど、抽象化のレベルが高まっていく。
そして、遠い過去も参考にすることだ。

「遠い過去の同業他社の中に、優れた教師がいるかもしれない。
反面教師もいるかもしれない。とくに何十年に1度というような大きな危機に直面したときは、そのビジネスの礎を築いた先代たちが行ってきたことを参照するのは、非常に価値があることに違いない」

「業界を代表する企業が、模倣者であることは珍しくない。
ウォルマートやVISAも、今は業界大手であるが、当初は迅速な二番手であった。彼らは先駆者たちが優位を確立する前に、より洗練された形でビジネスの仕組みを作り上げたのである」

悪い見本などを反転させる

悪い見本などを反転させて模倣する場合(良い学びを模倣する)、異業種ではなく、原則は同じ業種から行うこと。

「異業種の他社を反転させたとしても、自社とまったく関係のないモデルができる可能性が高い。それゆえ、原則として反転は、同じ業種の他社について行わなければ意味がない」

「ユヌス氏は、グラミン銀行のアイデアをどのようにして思いついたか尋ねられたとき、『一般の銀行のやり方をよく見て、あらゆることを逆にしてみたんですよ』と答えるという。『実際、それは本当なのである』と彼は強調する」

模倣のための観察に必要なマインドセット

観察する時のマインドセットは次の5つが必要

  1. ありのままを受け止める
  2. 判断しない
  3. すべてに疑問をもつ
  4. 好奇心旺盛でいる
  5. パターンを見つける

目的と問題意識

明確すぎる目的は持たず、縛られないようにし、問題意識をしっかりともつ。

「誤解を恐れずに言えば、明確な意図や目的は持つべきではない。意図や目的が明確すぎるとそれに縛られてしまう」

「これを調べるためにここに行く」というのではなく、遊び心を抱き、好奇心のおもむくままに、何でも試してみるくらいの気持ちがあってもよい」

「問題意識はしっかりと持っておくべきである。問題意識なしには、何を見ても引っかからないし気づきも得られない」

書籍案内

企業の競争力と進化に関するパラドクスを解明したベストセラー『模倣の経営学』が、実践的な解説を大幅に増補して新登場!

偉大な企業の「パクリ伝説」をもとに、ビジネスモデルとテクノロジーを革新する、「模倣による新結合」の手法を体系化。

著者情報

井上達彦(いのうえ・たつひこ)
早稲田大学商学学術院教授
1992年横浜国立大学経営学部卒業。1997年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了(経営学博士)。広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教授、
早稲田大学商学部助教授(大学院商学研究科夜間MBAコース兼務)などを経て、2008年から現職。2011年9月から2013年8月まで独立行政法人経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェロー、2012年4月から2014年3月までペンシルバニア大学ウォートンスクール・シニアフェローを兼務。2003年経営情報学会論文賞受賞。専門分野は、競争戦略とビジネスシステム(ビジネスモデル)。主な著書に、『ブラックスワンの経営学』(日経BP社)、『情報技術と事業システムの進化』(白桃書房)、『事業システム戦略―事業の仕組みと競争優位』(共著、有斐閣)などがある。


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売れるマーケティングの専門家 主にダイレクトマーケティング、WEBマーケティングの世界で17年間活躍。 東京都港区在住、兵庫県西宮市出身。 1999年、大手保険グループの生命保険事業のダイレクトマーケティングに取り組む。当初は成果がでない苦悩の日々が続く。 しかし、いくつかの独自の方法を開発することで成果が出始め、そこから全てが変わり、ネットマーケティングでは「国内トップクラスの担当者」などと評価されるようになる(ダイレクトマーケティング部課長兼インターネットビジネス総責任者に従事)。 2008年に独立。大手上場企業や起業家(中小企業)などの顧問を歴任。 現在はリサーチや分析、商品開発、セールスコピー(ライティング)、ブランディングなどを通じて、効果的なマーケティング展開をコンサルティングする。ライフワークとしてスティーブ・ジョブズなど偉大な業績をあげた人物の研究を続けている。著書に『逆境を乗り越える ジョブズ 魂の言葉 』『顧客の「本音」がわかる9つの質問』『世界を変える「自分」になる19の法則』がある。

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