『OPTION B』書評/まとめ「逆境から力強く立ち直るための本」

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『OPTION B』(オプションB)

『OPTION B』

この本は読んだ人も多いように思う。

著者はシェリル・サンドバーグ。FacebookのCOO。それとアダム・グラントという著名な心理学者が書いた本。

僕はシェリルのファンなどではなく、特に読む気もなかったのだけど。この本についての概要が書いてある次の文章を読んでいて、一瞬で読みたくなった。

「すべては、著者シェリル・サンドバーグが休暇先で最愛の夫を亡くした瞬間から始まった。
生きていればだれだって苦難に遭遇する。
そういうとき、考えるべきは『次にどうするか』である。完璧な人生なんてあり得ない。だからみんな、なんらかのかたちの『オプションB』を選ばざるを得ない。この本は、だれもがオプションBをとことん使い倒せるようにするための本である」

オプションBとは次善の選択肢のこと。

僕のクライアントにも、この類のことを仕事にしている方がいるのだけど、まさにこの、「誰であってもバラ色の人生はありえない」ということ。

親しい人の死もあるし、病になることもある。最愛の人との別れだってある。職を失ったり、仕事で辛い状況だってあるだろう。そうした時にどうするのか。

シェリルでいえば、最愛の夫との人生である「最良の選択肢(オプションA)」はなくなった。オプションBを選ばざるを得ない。そういう時、僕らはどうすればいいのか。これは起業でもそうだし、様々な状況に当てはまるので、こちらで取り上げたいと思った。

読んでみて感じたのは、レジリエンスを単に研究しているというわけではなく、まさにシェリル自身が耐え難い苦しみを経験した当事者の視点があり、そこに心理学者のアダム・グラントが加わっているので、非常にバランスの良い本だった。

学問ではなく、事実/経験に基づいた視点が加わっている。

レジリエンス

レジリエンスとは何か

レジリエンスとは逆境が襲いかかって来た時にどれだけ力強く, 素早く立ち直れるかを決める力のこと。そして、この力は自分で鍛える事ができるという。

「それまで私は『レジリエンス』とは、苦しみに耐える力だと思っていた。だから、自分にその力がどれくらいあるのかを知りたかった。でもアダムは、レジリエンスの量はあらかじめ決まっているのではない。むしろどうすればレジリエンスを高められるかを考えるほうが大事だという。

レジリエンスとは、逆境が襲いかかってきたときにどれだけ力強く、すばやく立ち直れるかを決める力であり、自分で鍛えることができる。それはめげない、へこたれないといった、精神論ではない。精神を支える力を育むことなのだ」

耐えるのではなく、素早く立ち直れること。それが重要だということだ。この力は自分で鍛えることができるというのが希望を与えてくれる。

逆境/苦難は避けられない

以下に素晴らしい状況にある人も、恵まれている人も逆境は避けられない。

人間には様々な不幸な出来事がある。愛する人を亡くす、病の宣告を受ける、暴力や犯罪の被害者になる、目指したものが得られない、など。それらは避けられない。

「『バラ色』だけの人生を送っている人なんて、ひとりも知らない。生きていればだれだって苦難に遭遇する。
前もって察知できる災難もあれば、不意を襲われることもある。子どもの急死のような悲劇もあれば、恋愛の破局や叶わなかった夢のような苦悩もある。こういうことが起こったときに考えるべきは、『次にどうするかである』」

オプションA(最善の策)が叶わなくなったら、オプションB(次にどうするか)を使い倒すことが重要になってくる。これは先が見えない中で進んでいく起業家にも必要なこと。

逆境/苦難からの立ち直りを妨げるもの

どんな人にも逆境や苦難は避けられない。でも、それら苦難からの立ち直りを妨げるものがあるという。

「心理学者のマーティン・セリグマンは人が失敗や挫折にどのようにして対処するかを長年研究し「3つのP」が苦難からの立ち直りを妨げることを明らかにしました。
・自責化 Personalization
・普遍化 Pervasiveness
・永続化 Permanence
私たちは『3つのP』を乗り越えることで回復力(レジリエンス)を鍛えることができるようになります」

これについてはこう語られている。

「『このサイテーなできごとは自分のせいだ。何もかもがサイテーだ。この先ずっとサイテーだ』という考えが、頭のなかをぐるぐるまわり続けるのだ。つらいできごとが『自分ひとりのせいではない、すべてではない、ずっとではない』ことに気づけば、子どもも大人も立ち直りが早くなることを、多くの研究が示している。ネガティブなできごとを自責化、普遍化、永続化しない人は、うつになりにくく、状況によりよく対処できるのである」

とんでもない辛い状況に陥ったら、自責化しない、普遍化しない、永続化しないことだ。つまり、そのできごとは「自分一人のせいではない。すべてではない。ずっとではない」と考えることだ。

自己への思いやり

このような状況の時は自己への思いやりが重要。

自己への思いやりは「人間である以上、落ち度があるのはあたりまえ」という認識から始まる。やわらかくいえば、「人間なんだから、落ち度はあるでしょ」って感じだ。

自己へのおもいやりをもてる人は苦境から早く立ち直る。

「『自己への思いやりには、ともすれば自分に厳しくしすぎる私たちをなだめる効果があります』と、心理学者のマーク・リアリーは説明する」

自分に甘くしたら、反省はしないんじゃないか、という疑問をもつ人もいると思うけど、それについてはこう述べている。

「自己を思いやりながら、深い反省の気持ちをもつことは珍しくない。自己への思いやりをもつからといって、過去の言動の責任逃れをすることにはならない。たんに、未来に希望がもてなくなるほど自分を痛めつけない、ということだ。自己への思いやりをもつことで『悪い行いをしてしまったからといって、悪い人間になったわけではない』と気づくことができる」

人格ではなく、行動や言動を責める(反省する)ということだ。

「自分の人格ではなく、言動を責めるよう心がけると、『恥』ではなく『罪』の意識をもてるようになる。……罪の意識があるからこそ、過去のあやまちをつぐない、次はよりよい選択をしようという気になる。
『恥』の意識は、これと正反対である。恥の意識をもつと、自分はちっぽけでとるに足らない存在だと感じ、怒りに任せて人を攻撃したり、自己憐憫におぼれて自分の世界に引きこもったりする」

日記をつける/ジャーナリング

日記をつけることが非常に重要。

「子どものころからいつも日記をつけよう、つけようと思い続けてきた。数年にいっぺん、新しい日記帳を買って書きはじめるのだが、いつも三日坊主に終わっていた。でもデーブのお葬式から5カ月間で、10万6338語が私からほどばしり出た」

「朝のこまごまとしたことから、答えの出ない、存在に関わる問題まで、思いつくままなんでも書きつけた。書かない日がほんの数日続くと、自分のなかで感情がどんどんふくれあがり、決壊寸前のダムにでもなったような気がした」

「無機的なパソコンに向かって書くことがなぜそんなに大切なのか、あのころはわかっていなかった。答えを返してくれる家族や友人に話したほうがいいんじゃない? ひとりになれる貴重な時間を、記憶をほじくり返すことに費やすより、怒りや悲嘆から離れる時間をつくったほうがよくないかしら?
いまでははっきりわかる。書きたいという衝動が、私を正しい方向に導いてくれたのだと。ジャーナリングのおかげで、やり場のない感情や、次から次へと浮かんでくる後悔を処理することができたのである。……思いを綴るうちに、いつしか憤(いきどお)りや後悔は薄れていった」

日記をつけること(ジャーナリング)は自分の過去に意味をもたせ、現在と未来を生きていくための人生を取り戻すのに役立ったという。
そして、次の段階でこんなことを行ったらしい。

「今度は『今日うまくできたこと』を3つ書いてごらん、という。最初は正直気が進まなかった。毎日生きているだけでやっとなのに、会心の瞬間なんてあるかしら? 今日は着替えができた。すごい、すごい! しかし、うまくできたことを数えあげることで、心理学者のいう『小さな成功体験』に集中できるようになり、その結果回復が促される……」

「ある実験で、参加者にその日うまくいったこと3つとその理由を、1週間連続で毎日書き出してもらった。すると、幼いころの思い出を書き出した対照群にくらべて、その後6ヶ月間幸福感が高かった。最近の研究では『本当にうまくいったこと』とその理由を毎日5分から10分間かけて書き出した人は、3週間以内にストレスレベルが低下し、心身の不調も改善した」

逆境から力強く, 素早く立ち直りたい人はぜひ読んでみてほしい。

書籍情報

(Amazon「BOOK」データベースより)

全米大ベストセラー!失恋、挫折、人間関係のこじれ、仕事の失敗、突然の病、そして愛する人の死―だれであれ、「バラ色」だけの人生はあり得ない。フェイスブックのCOOシェリル・サンドバーグは、休暇先で最愛の夫を突然失った。友人で著名心理学者のアダム・グラントが教えてくれたのは、人生を打ち砕く経験から回復するための、具体的なステップがあるということだった。回復する力の量は、あらかじめ決まっているのではない。レジリエンスは、自分で鍛えることができる力なのだ。人生の喪失や困難への向き合い方、逆境の乗り越え方を、世界的ベストセラー『LEAN IN』著者と『GIVE&TAKE』著者が説く。

<著者について>

シェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)

フェイスブックCOO(最高執行責任者)、慈善活動家、ビジネス・リーダー。
著書に世界的ベストセラーとなった『LEAN IN─―女性、仕事、リーダーへの意欲』がある。
女性の目標達成を支援する「LeanInOrg」の創設者。
グーグルのオンライン・セールス担当副社長、米財務省首席補佐官を歴任。
2人の子どもとともにカリフォルニア北部に在住。

アダム・グラント(Adam Grant)

ペンシルベニア大学ウォートン校教授、心理学者。
著書に世界的ベストセラーとなった『ORIGINALS─―誰もが「人と違うこと」ができる時代』『GIVE & TAKE─―「与える人」こそ成功する時代』がある。
意欲や生きがいを見出し、より豊かで創造的な生を送るための研究の第一人者。
アメリカ心理学会と国立科学財団から業績賞を受賞し、ニューヨーク・タイムズにも論説を寄稿している。
妻と3人の子どもとともにフィラデルフィアに在住。


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