資金に余裕がある、成果を問わない状況に潜んでいる3つのリスク(危険)

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成果を問わない(問われない)3つのリスク

「今は成果(収益)は問われないので」

起業家や大手企業などの新規事業などを支援していて、時々聞くことがあるのがこの言葉でそういう時、少し不安になる。

確かに大手などから出資を受けたり、大手の一事業として展開している場合。明らかに小規模の起業とは違う。キャッシュは潤沢にあり余裕もある。さらに「成果は問わない、収益も問わないから」などという状況なら、最高のはず。

でも、それは危険な面がある。今回はそんな話をしていきます。これは出資などでなくても、資金的に余裕がある人にも関係がある話です。

今回はそんな話をしていきます。

3つの危険

このような状況はスタートアップには本当にありがちで。

僕のクライアント企業にもいくつもある。つい先日は、起業して成長を遂げた段階で超大手企業から「多額の出資をしたい」という連絡が入った。

これ自体は素晴らしい。ギリギリの状況での不安はなくなるのだし。それでも次の3つのリスクがあるので、これは意識しておくべきだ。特に1つめの問題でダメになることは少なくない。

問題1:精神面/資金面の余裕

問題の第1は精神面。そこに余裕が生まれてしまうことだ。

この状況をシンプルにいえば、「経費(コスト)」は自分たちの問題ではなく、他人(投資家など)の問題で。しかも「成果(結果)」も自分たちの問題ではない。

資金も成果も自分たちのことではないのだ。追い詰められることもないし、目指すべきところもなくなっていく。

この余裕というのは危険で、よくある話でいえば、出資などで多額の資金の余裕ができた途端、「これだけあれば、3年は売上がなくても生きていける(存続できる)」などと言い、その3年後、結局、何の成果が上がらなかったりする。

引き寄せの法則ではないけど、まさに言葉どおりに大した成果が上がらず、生きていくだけになってしまう。

以前、サイバーエージェント藤田社長がこう語っていたことがある(戦略を練っていた際の言葉)。

「精神論だけでなく、日々資金ショートと時間の戦いをしている小規模なベンチャーと同様な、切迫感のある環境を(サイバーエージェントに)つくることが必要と考えました」

精神面が追い詰められ、資金ショートにも追い詰められる。その切迫感が「前進しないといけない」という緊張感につながっていく。精神面、資金ショート、それら全てのリスクがなくなると、伸び切ったゴムのようになってしまう。ここは本当に注意が必要。

問題2:状況の変化

もちろん、余裕が生まれても、自分たちに厳しく、ビジネスを進めていける人たちであれば、また別なのだけど。

それであっても、状況が変化する可能性もある。

大手企業であれば、その経営陣の変化や、経営状況の変化などで「以前とは違うため、方針を変えてほしい」などという話になる。

投資する側の人間が一気に心変わりをすることもある。これもよくある話だ。人の心は変わるのだ。その関係性だって、だ。

問題3:能力の低下

人間というのは不思議な能力をもっていて、とことん追い詰められ、思考に思考を繰り返していくと、その追い詰められた状況を打破するアイデアが生まれたりする。

ここは意見の相違もあるかもしれないけど、大抵の人は自分に厳しくなどなれない。逆にいえば、追いつめられた「切迫感」の中から、凄いモノを生み出すようになる。

余裕がある、ボーっとした雰囲気だとそれがなかなか生み出せない。

ビジネスをする

だから、そのような恵まれた状況にあっても、そこに満足してはいけない。

本来のビジネスをすることだ。

ビジネスは売上、利益を上げ、コストをおさえていなければ、本来は成立しない。

「とりあえず成果は見ないから」などという、ビジネスが成立していない状況に自分たちを慣れさせないことだ。緊張感がない状況では、真に優れたものなどできない。

投資してもらっているから、資金の心配が当面はないから、などとそういう姿勢で望んではいけないと思うのだ。

本物のビジネスを始めることだ。

ビジネスはコストを考え、売上、利益を考えることから逃れられない。

毎日のように売上、利益、コストを意識する。その意識で緊張感を感じつつ、ビジネスをすることで、成果が出る状況を生み出していく。

あなたへの質問

あなたが成果を生むための質問に答えてほしい。

  1. あなた(たち)は余裕がある状況ではないだろうか?
  2. その状況の中、切迫感は感じているだろうか?
  3. 感じていないのであれば、どのように切迫感を感じる環境を創れるだろうか?
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