アマゾン「読み放題」に巨額賠償の可能性はあるのか

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アマゾン「読み放題」に巨額賠償

『Amazonの自爆。「読み放題」から無断削除で、巨額賠償の可能性も』などという記事がありました。

Amazonには今、電子書籍や雑誌の読み放題のサービス、「Kindle Unlimited」というのがある。

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その中で、出版社の合意を待たずに、Amazonが一部の書籍などを配信停止にした。

これに対し、出版社が訴え、巨額賠償の可能性があるんじゃないか、という記事でした。

結論からいえば、そんなことはあるわけがない。100%ありません。

出版市場は毎年のように売上が落ちている

出版の市場規模は1996年が2兆6564億円。

それが今や1兆5220億円。

ざっくりいえば、1兆が失われた。1兆円です。

本が売れず。リアルの書店の廃業は続き、地域によっては今後ますますリアルの書店がない地域も増えてくる。

その厳しい状況で、大量に新刊を出しているような状況。

非常に厳しいわけです。

アマゾンは圧倒的…

対して、Amazonは凄まじい。圧倒的です。

出版業界の市場の10%以上をおさえ、ネット書店では国内1位。電子書籍の分野でも1位。

さらに本以外では2015年の日本事業の売上高は1兆円を超える(要は出版業界全体とほぼ匹敵する)。

他の商品から本が売れることも

リアルの書店は基本、本だけのためのものだけど、Amazonは違う。他の商品から「本」が売れることもある

(リアル書店の廃業で生まれる)リーチできない層への本の販売を考えても、今後、伸びていく電子書籍でも、Amazonは100%外せないわけです。

顧客との結びつきが強まる

それにAmazonのサービスの拡大は凄まじい。

書籍に関わるところではKindle。Kindleは最近マンガ専用も登場した。

さらに今回のUnlimited(読み放題)。本を音声で読むAudible。

配送だって今以上に早くするため、AmazonNowで本の配送を可能にするかもしれない。

それにPrime会員、Primeビデオ、Primeミュージックとより顧客と結びついていく。

本だけの結びつきではなく、様々な商品で強く結びついていくAmazon。

今後の「要」のひとつ、電子書籍を読む読者のことを考えても、電子書籍に慣れている世代が
市場の中心になっていきます(調査していても、現在でさえ、20代くらいであれば、電子書籍の方が好評だったりもします)。

そんなAmazonを敵に回して、巨額賠償の可能性などあるわけがない。

まぁ、アマゾンはどうでもいいのだけど……

Amazonの話はどうでもいいのだけど……。

……これは他の業界を見ても同じで。とても基本的でとても重要なことを教えてくれる。

  • 顧客をおさえているところ。
  • 「売る」能力が高いところ。

そのようなところは圧倒的な強みをもつ。

以前、オイシックスの創業者、高島宏平氏がユーチューブの創業者やスカイプの社長と「アントレプレナーにとって最も必要な力は何か」を議論したということを語っていた。

その時、「パッション」や「チームマネジメント力」を差し置いて、最終的には「売る力」が最も大事という結論に達したらしい。

売る力」はそれくらい強いわけです。

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