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ホームページに使う顔写真
ブログやサイトで商品やサービスを販売する時に注意すべきことがあります。
それは「顔写真」などを掲載することで。
注意しないと、売上を逃してしまうことにもつながるので。サイトに写真を掲載している人、これから写真を掲載しようとしている人は聞いておいた方がいい話です。
顔写真の掲載
顔写真を掲載するのには3つのケースがあると思います。
- 自分(もしくは自分たち)の写真を掲載
- 顧客(利用者)の写真を掲載
- その他、モデルなどの写真を掲載
今回の話はすべてに関わる話ですが、それら写真を適当に掲載していると、実は結構危険です。もしかしたら、ビジネスの信用を損ない、売上に影響を与えているかもしれないです。
怪しいサイトの怪しい顔写真
怪しいサイトによくあるのですが。
利用者の声として、とても怪しい人たちの顔写真が次々に掲載されていて、「いくら儲けました!」などという声が次々に掲載されている。そういうサイトってありますよね。
怪しい写真がより一層怪しくさせてしまう。そんな風に「怪しい写真」がそうした怪しさを生み、信用を損ねてしまうことがあるわけです。
(怪しいサイトだったら、より信用を得る必要があるので、もっと信用が高まる写真にした方がいいのに……と思ってしまうくらいです)
顔写真掲載の目的
顔写真掲載の目的は何か
そもそもの目的を考えてほしいのですが。
「なぜ、顔写真を掲載するのでしょうか?」
特定の商品やサービスを販売するサイトなどに、利用者の顔写真などを掲載するのは「信用」を高めるためです。
あれら写真の掲載の裏には「これだけ多くの人たちが利用しているんだ。しかも顔写真も掲載しているから、安心できるでしょ」という感じで、「信用」を高めるためにやっているわけです。
一言でいえば、
「信用」
なので、信用を高めるという目的なのだから、本来は「信用を高める写真」を掲載しなければならないわけです。
さて、ここまでの話はOKですよね。
色々と話しましたが、シンプルにいえば、信用を高める目的なのだから、信用を高める写真を掲載しようよ、ってことです。怪しい写真で信用を失うのではなくて、です。
では、今から、信用を高める写真とは何なのか。それについて、お話しますね。
信用を高める顔写真
「信用を高める写真なんてあるのか」
「どんな顔写真が信用を高めるんだ。そんなのがあったら、ぜひ知りたい」
あなたは今、そう思っているかもしれないです。
確かに、そもそも信用を高める写真がわからなければ、それらを選択もできないし、サイトに掲載することもできないですよね。
実は、それがあるのです。
これを特定した研究結果がニューヨーク大学などにあります。
ニューヨーク大学での
「顔写真」の研究結果
まず、ニューヨーク大学の研究結果から紹介します。
実は人間の脳は、脳が認識できるスピードよりも速い一瞬の間に、人間の顔写真を見られるだけでも相手の印象を自動で決め、しかも、それらの印象は実際にじっくり相手の顔を見た時の印象と同じ結果になる
というものでした。
一瞬の間に相手の印象を自動で決めてしまうわけです。
「顔写真」の
先行研究結果
他の先行研究では、
人間の脳は見知らぬ人の顔を見た時に自動的に相手の第1印象を決めることがわかっていて、たとえば、ほお骨が出ていると相手に信頼されやすく、大きな目の人は相手に魅力的に見られる
などと考えられています。
ニューヨーク大学の研究結果でも、これについてはおおむね同じ結果がでていて、人間は顔の印象から信頼性を判断する傾向にあることが判明したわけです。
『33 Psychological Influence Techniques in Advertising』ではこれが紹介されていて、そこではこう述べられています。
「人が真っ先に判断するのは『信頼性』で、それは『魅力』よりも先であることも明らかになった」
「『信頼性』を判断する手がかりとして、よく『顔の幅と長さの比』が使われる……この数値が小さい(長い)顔のほうが、数値の大きい(幅の広い)顔よりも信頼性が高いと受け止められるという」
信頼できる顔
信頼できない顔の特徴
信頼できる顔、信頼できない顔については次のような特徴があげられます。
信頼できる顔の特徴
- 下がった眉
- 鼻のつけ根が高い
- 高いほお骨
- 広い顎
信頼できない顔の特徴
- つり上がった眉
- 鼻のつけ根が低い
- 平らなほお骨
- 薄い顎
また、笑顔については
「ゆっくり徐々に作った笑顔のほうが、パッと満面に浮かべた笑顔よりも信頼される」
といわれています。
西洋人と東洋人の顔の違い
西洋人と東洋人では顔の特徴が違います。
それでも、参考にはすべきだと考えています。上記特徴について、東洋人でも理解しうる特徴はありますし。
ただ、間違いなくいえることは……。
一瞬の間に相手の印象を自動で決めてしまう
人が真っ先に判断するのは『信頼性』で、それは『魅力』よりも先である
ということです。
最低でも、パッと見た時に「信頼性」を感じないような写真は使わない方が賢明です。
顔写真のABテスト
顔写真のABテストなどをこれまで幾度となくしたことがありますが、実際、同一人物でも反応が変わります。
そうした反応が変わってくるのは、信頼性の特徴の要因があるからだともいえます。
信頼性を感じる写真を使うようにして、感じない写真は避けることです。
サイトなどの写真は一度掲載すると、ずっと掲載してしまう企業も少なくないです。一瞬一瞬の反応率が微々たるものであったとしても、長期に使えば、その影響は非常に大きくなります。
そこで信頼性を得る、得ないはとても大きな差がついてきます。
ぜひ、信頼性を得られる写真の掲載をオススメします。
まとめ
- 一瞬の間に相手(顔写真)の印象を自動で決めてしまう
- 人が真っ先に判断するのは『信頼性』で、それは『魅力』よりも先である
- 信頼できない顔写真ではなく、信頼できる顔写真を使い、信頼性を高め、売上を少しでも上げるようにしていく。
あなたへの質問
- あなたのビジネスのサイトでは、顔写真は掲載していますか?
- その写真は最大限信頼できる写真にしていますか?もし、パッと見て、信頼性を感じない写真の場合は変更することをオススメします。