やることが多すぎて混乱しているとき
膨大な課題が目の前にある時、とにかく苦しくなってしまうことがあると思う。
「あれもやらなきゃいけないし、これもやらなきゃいけない」
しかも、膨大な「課題」があり。それぞれの課題には膨大な「問題」がある。
膨大な課題→膨大な問題
たとえば、あなたが独立起業をしていて、WEBマーケティングを展開しているなら。
売上を上げるために、サイトやブログ、TwitterやFacebook、Instagram。YahooやGoogleなどのリスティング広告、FacebookやLINEの広告など課題はいくつもある。
それら課題にいくつもの問題がある。
サイトにはサイトの問題がある。
タイトルはどうすればいいのか。デザインはどうするか。申込みフォームは改良した方がいいのか……と。そんなことを考えているうちに混乱し、夜も眠れない状況に陥ってしまうこともある。
そんな状況で売上が上がらない、集客ができていない時は本当に苦しくなっていく。
というわけで今回は「やることが多すぎて作業が進まず、成果が上がらない時の3つの手順」という話をしていきたい。
やることが多すぎて作業が進まず、成果が上がらない時の3つの手順
一つひとつ対応する前に課題を明確にする
こうした状況の時、意外に多いのが次の対応。
「目の前のことを一つひとつ対応していく」
確かにそれでもいいのだけど、目の前に膨大な課題、問題がある時に効率的に解決していくには、はじめに全体像を押さえて、それから課題、問題に対応していく方がはるかに効率的。
なので、まずは課題を明確にする。
混乱している状況の時は本人も全体像が見えなかったりする。なので、大枠の課題を明確にする。
たとえば、WEBマーケティングであれば、その課題を明確に手書きでノートに書いていく(手書きがベストだと思う)。全体像を押さえるためなので、細かくなりすぎないように。
- サイト
- ブログ
- Facebook(無料)
- Facebook広告
- LINE広告
- メールマガジン
上記のような感じで。
こんな感じで課題を並べると、幾分はスッキリしたと思う。
実際には個々の課題にはいくつもの問題があるのだけど。まずはここまで押さえたところで次に進む。
わかるところ、問題ない課題をまずカットする。
先ほどの課題で全体像だ、と終えてしまってはいけない。
ここから大きくカットする。それぞれの課題で特に問題がないものや、既に解決策(案)が明確になっているものはカットする(解決策が決まっているものは実施を進めればいいだけだから)。
カットすれば、場合によっては50%以上少なくなることだってある。
逆に、残すべきものは影響が大きく解決すべき課題
- 影響が大きい課題
- 解決すべき課題
たとえば、サイトで特に集客をしていないのであれば、影響は大きいとはいえないし、解決すべき課題ともいえない。そうしたものを省く。
できれば、ここで特にうまくいっていることがあれば、それらを押さえておく(ここでは「Twitter」がうまくいっていることにしよう)。
そうして、絞り込む。
ここでは次の2つが影響力が大きく解決すべき課題だとする。
- ブログ
- メールマガジン
ここまで絞り込むと2つだけ。ちなみに先ほどは8つの課題があった。25%。1/4になったということだ。これだけでも混乱した状況から脱することができる。
この2つの課題の中で優先順位を決め、ブログ→メールマガジンと進めると決めたのであれば、ブログから取りかかればいいだけだ。
加えて、先ほど触れたように「Twitter」がうまくいっているのであれば、ツイートにブログへのリンクをつけていくことや、Twitterで反応が良かった切り口でブログの記事を書くなど、Twitterの強みを反映させることだってできる。
このように課題を明確にし、課題を絞り込む。その上で既にうまくいっていることも反映させていく。これだけでも効果的な問題解決ができるようになる。
もっと絞り込みたい時は最も問題が大きいところから取り掛かる
ただ、上記の段階で課題が絞り込みきれない時や、もっと絞り込みたい時もあると思う。
その場合は……
最も問題が大きい課題からとりかかる
最も問題が大きいのがブログであれば、そのブログからとりかかる。
こうして、混乱を整理し、取り除く。
かつて古代ギリシアの哲学者エピクロスが「正しき人は最も平静なる心境にあるも、不正なる人は極度の混乱に満ち溢れる」と語ったように、極度の混乱から平静なる心境になるためにも混乱を放置せず、整理し、取り除くことだ。
ちなみに少し補足すると、それぞれの課題には様々な問題がある。
ブログであれば、SEOの問題、記事(コンテンツ)を書く問題、タイトルの問題など、それぞれある。そうした問題も上記の課題の絞り込みと同じ考え方で進めていけばいいだけだ。
まとめ
- 一つひとつ対応する前に課題を明確にする
- わかるところ、問題ない課題をまずカットする
- もっと絞り込みたい時は最も問題が大きいところから取り掛かる
あなたへの質問
- あなたは膨大な問題(課題)を前にただ漠然と一つひとつ対応してはいないだろうか。
- わかるところ、問題がない課題をまず押さえているだろうか。それを課題解決に活かしているだろうか。
- さらに絞り込みたい時はどこから取り掛かっているだろうか。最も問題が大きい課題から取り掛かっているだろうか。