『海賊とよばれた男』が日本アカデミー優秀主演男優賞に
第40回日本アカデミー賞、優秀主演男優賞に映画『海賊とよばれた男』の主演をつとめた岡田准一が選ばれた。
ちなみに岡田准一は第38回日本アカデミー賞では『永遠の0(ゼロ)』で最優秀主演男優賞を受賞している。
『永遠の0(ゼロ)』は2014年の年間邦画興行収入ランキングで第1位に輝いていて、今回の『海賊とよばれた男』はその制作チームが再集結した。
しかも「原作」である小説『海賊とよばれた男』は第10回本屋大賞を受賞していて、2016年12月時点では420万部突破の超ベストセラーになっている。
原作は良い、俳優も良い、製作チームも良い、そんな映画だというわけだ。
改めて観てきた…
映画『海賊とよばれた男』が日本アカデミー賞(優秀主演男優賞)を受賞したので、改めて観てきた。
実は僕はかなり映画を観に行く。
もともとは幼い頃に読んだ手塚治虫のインタビューか何かで(『まんが道』というマンガにもあったけど……)、
(手塚治虫は)徹夜で仕事をしたような時でも、どんなに忙しくても毎日のように映画を観に行く、と書かれていたのが頭に刻み込まれているからで。
それを参考にし、かなりの期間続けている。
確かに映画を観ると、アイデアが浮かぶ。
なので、毎晩でも行った方がいいんじゃないか、と思うくらいで。
フツウの人がお酒を飲むような感じで、3日連続で映画館に足を運ぶこともある。(忙しくても、いや、忙しい時こそか……)。
閉鎖された空間。
真っ暗な中で映画を見ていると、映画の世界に入り込む。別の人生を経験する。
すると、ワケがわからないのだけど
「あぁ、あれってこうすればいいのか」
などと全く違う視点でモノを考えられる。
……まぁ、それはいいのだけど。
『海賊とよばれた男』に戻ると……
映画『海賊とよばれた男』
あれは正直、原作の方がいい。密度が違う。
映画は時間的制約があるので、どうしてもいい場面が省略されている。
ただ、本を読むのが苦手な人は映画!
まずは映画を観てほしい。何も知らなければ、かなり面白いと思う。
それに映画の方が勝っている場面もある。
「熱が足りんのよ。熱が!」
というシーンがあるのだけど、あれは小説よりも良いと思う。自分に言われている気持ちになる。
特に起業家の方にオススメ。映画を観終わると、力が湧いてきて、
「まだまだやれる!」
「まだ、自分は何もやっていない!」
そんな気持ちになるはず。
何より、国岡鐵造という人を好きになるはずだと思う。本当にオススメの映画だと思う。