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舞台『人間風車』が凄いらしい
最近、ずっと気になっているのが舞台『人間風車』。
東京は東京芸術劇場のプレイハウスで2017年9月28日から10月9日までの公演で。
『人間風車』のコピーにはこうある。
「異才・後藤ひろひとが仕掛けた罠…
伝説の衝撃を超える震撼のラスト!笑いの扉を開けると、底なしの恐怖が待っていた…
愉快で楽しみいっぱいの童話の世界は、恐怖に満ちた悪夢へ直角に加速する!」
出演は成河、ミムラ、加藤 諒らで。
東京は明日までなのだけど。
何とかチケットを手に入れ、行こうかな、と今10月8日の段階でも悩んでいる(実は予定がいくつかあるので考えどころなのだけど)。
底なしの恐怖
ストーリーは見ないようにしているけど……。物語は笑いからスタートするのに、気がついたら底なしの恐怖になるらしい。
この舞台は、後藤ひろひとが劇団「遊気舎」に1997年書き下し上演し、その後2000年、2003年にパルコ劇場で上演したらしい。
2000年の人間風車のレビューが凄まじい。
特に2000年の『人間風車』が凄まじかったらしい。
出演の役者は今回とは違っていて、生瀬勝久、斉藤由貴、阿部サダヲらが演じていて、その感想について、AmazonのDVDの感想にはこう書かれている。
「観終わった後しばらく動けず、心臓はバクバク、握り締めた掌は汗で湿っていました。阿部サダヲさんの演技力を見せつけられた感じです。少し怖い表現もありますが、この作品、役者さん達が大好きになりました」
「阿部サダヲさんの「痙攣滝登り」の迫真演技は、生瀬勝久さんの鬼気迫る超長ゼリフとの相乗効果で、本当に圧巻。ここを山として物語が一気に転げ落ちていく…、すごく人の心をつかむ構成です。
嫉妬、裏切り、狂気……、人間の業というか闇の部分と、その闇にのまれる透明で純粋な心。その様を見せつけられて、目がくらむんです。もうやめて〜!って思うほどに。切なくて、胸がつぶれそうです…。
とにかく、作者(後藤ひろひと)・演出(G2)・役者陣、三拍子そろった最高かつ衝撃の舞台! レビューを書いたことのない私が、初めて書く気になった作品。ちょっとでも興味あるんなら、観といた方がいいでしょう」
「大好きなお芝居です。コメディタッチで話が進むのですが、最後の切なさといったら本当に辛い!でも見ちゃう!大人計画や新感線のお芝居に出ている阿部サダヲさんとはまた違う、でもその存在感は言葉では言い表せない程大きく、素晴らしいです。生瀬さん、斎藤さんはサスガ!でした。絶対にオススメです」
「購入してから早速一度観ましたが、絶句と絶賛です。自分としては少々高い買い物をしたかな? なんて観る前は思っていたのですが、めっそうもない、一万だしてもいいわ。他の方達も言っていますが、生瀬さんとアベさんの演技が特に素晴らしい!ストーリーが進むにつれて引き込まれて引き込まれて、時間なんて忘れてしまいます」
と異常なほどのオススメレビューで、とにかく心が揺さぶられたというレビューが続く。
でも、これは舞台ではなく、2000年の『人間風車』の「DVD」に対するレビューで。舞台になったら、一体、どれほど心が揺さぶられるのだろう。
ここまで凄まじい反響は娯楽としても興味があるし、仕事にもきっと役立つ面があるとも思っている。
2017年の『人間風車』のレビュー
今回の舞台は役者は違うけど、Twitterなどを見る限り、舞台を観た人はやはり「素晴らしい」と絶賛している。
『人間風車』を観た。「初めて演劇を観る人にオススメするならどの一本か」という題に対する僕の解は、間違いなく『人間風車』。この作品には演劇の醍醐味である「想像力」がつめこまれている。そして、その場を共有しているから感じ得る痛みや恐怖に細胞が反応する。傑作の名にふさわしい堂々の一本。
— 横川良明 (@fudge_2002) 2017年10月6日
「人間風車」観ました。20年前の遊気舎初演を観た劇場にいた感覚が肌から蘇る2017年版でした。人間に想像力があるからこそ生まれる恐怖。観客それぞれの頭で物語が広がる余白がいい。そのきっかけをくれる成河。膨らませる諒君。作品自体が怪物でした。
— 森下亮 (@RyomoRishitan) 2017年10月6日
舞台にこれから行く方はぜひ楽しんでほしいし、観ることができない人は2000年の『人間風車』をDVDで楽しんでほしい。DVDでも凄まじいらしいので。
<2000年の『人間風車』のDVDはコチラ>
<2003年の『人間風車』のDVDはコチラ>