麻布十番の夜は早かった…
昨夜はOさんと麻布十番のあるお店で遅くまで飲んでいた。彼とはもう何年の付き合いかわからないくらい、付き合いが長く。彼には仕事でもお世話になっている。
彼もそうだけど。僕には一緒に飲むと話が盛り上がって一瞬で5時間くらい経ってしまうような、そんな連中が幾人かいるのだけど。昨夜も彼と少し話しだしたら、すぐに5時間ほどになっていた。
19時スタートですぐに24時近くになっていた感じで。
「もう、こんな時間ですね。早いですね!」
彼のその言葉で昨日も切り上げたわけです。
そこでメモしたことで参考になったのは…
一瞬で時間が過ぎ去ってしまうのは、話が面白いからなのだけど。
ただ、僕の場合は、盛り上がり飲みすぎると、とても参考になる話なのに、お酒のせいもあり、忘れてしまったりするので。
彼のような人たちと飲む時は、飲んだ後に手帳やiPhoneのメモなどに参考になったことなどを書いたりしておく(iPhoneのメモに入れておくのが多いかな)。
で、昨日についてメモしたことで、特に参考になったのは次のことだった。彼はこう語った。
「並走」
これは僕への意見などではなく、ある場面に対する彼の考えだった。
「とても大きな違いがあるんですよ。それは『並走』です」
彼が語ったその状況自体は、企業などが特定されてしまうので、ここでは説明できないのだけど。ビジネスでいえば、売り手(企業)は買い手(顧客)と並走しなければならないということ。
このことについて僕は十分にわかっていたつもりだし、常に意識しているつもりだった。
発注者だった時に常に感じていたこと
僕は以前ある企業のマーケティング部の管理職をやっていて、そこで発注者(決裁権者:顧客)としての役割を10年ほどやっていた。
あの顧客体験の時に感じていたのがまさにそれだった。
膨大な営業マンからの売り込みが凄かったのだけど、ほとんどの営業に対して、満足することはなかった。
でも、そんな中でほんのわずかだけど、「この営業はいい」と思うのは、顧客に寄り添い、一緒になって取り組んでくれる連中だった。
「並走」というのはまさにそれを表している言葉だ。
ここは僕の考えだけど、並走するには、
相手のことを理解しなければならない。
相手のスピード/タイミングに合わせなければならない。
相手が何かで転んだりする時はそのことを一緒に対処しなければならない。
相手を理解し、相手のタイミングを見て、相手の問題を共に対処する。
これまでマーケティングの支援をいくつもの企業でしてきた経験でいうと。
顧客のことを徹底的に分析し、理解しようと本気で取り組むだけでも、売上やレスポンス(反応)は劇的に変わる。
でも、そこに加えて、顧客のスピードやタイミング、それに彼らの課題を一緒に対処していく意識をもつことも重要だろう。
彼の「並走」という言葉を聞きながら、そんなことを考えていた。
最後にもう1つ…
飲んだ後に思わず行ってしまった 笑
飲みのあとのラーメン pic.twitter.com/dsS3GaXkSN
— 橋本哲児 (@hashimoto_jpn) 2017年8月22日