悩みすぎて、眠れないようなことはないだろうか
起業や独立をしている人はどうしても仕事だらけなりがち。
特に創業時はそうで、会社を辞めたりしてスタートしたのだし、不安と期待が入り混じった状況で、不安から逃れたいから頑張るし、期待もしているから頑張る。当然、仕事だらけになりがち。
でもそれだと燃え尽きてしまう。いかに好きな仕事や情熱がある仕事でも工夫をせずに、ひたすらに仕事をしていたら、モチベーションが低下してくる。特にそれが成果がなかなかでないような状況だとなおさらだ(だから、燃え尽きる前に短期に成果を上げることが重要な面もある)。
というわけで「休む」ことは重要だ。最近では『スタンフォード式 最高の睡眠』などの本も人気があるので、そこは意識している人が多いかもしれないが。
参考:
全体に影響を及ぼす問題を考える上で参考になる記事は次のもの。
休憩、睡眠の時間は必要。ただ、絶対にやってはいけないことがある。今回は「起業家が悩みすぎて眠れない時にやってほしい3つのこと」について話していきたい。
休憩や睡眠の時間をうまくとれないと、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積し、自分にとっていいことはないし、仕事もできないし。顧客と接していても、相手(顧客)から見て「この人、疲れているな……」という感じになってしまう。なので、ここは本当に重要。
でもそんな偉そうなことは僕は言えない。
恥ずかしい話。僕はこの休憩や睡眠時間をうまくとることができなくて、相当参ったことがある。
ベッドに入っても眠れない。「あれ、大丈夫かな」「これ、大丈夫かな」とひたすら思い悩み、2時間経っても、3時間経っても眠れない。もう、一日中眠れないなら、仕事をした方がマシだな、と。一睡もせずに仕事に出たことは幾度となくある。
ただ、これから話すことのおかげで皆無ではないけど、随分とラクになってきた。
それでは本題に入りたいと思う。
起業家が悩みすぎて眠れない時にやってほしい3つのこと
過去を思い悩まないこと
最も重要だと考えているのが……。
「過去を思い悩まないこと」
これは本当に重要で。
過去のことを思い悩んではいけない。
こういう話をすると、過去のことを考えなければ、ビジネスはできないだろう、と考える人がいると思うのだけど。そうではない。
PDCAを回すことや改善のために「過去」のことを振り返る必要はある。
ただ、ここで注意してほしいのは、過去のことを未来のために「考える」のは良いのだけど。未来のためのでも何でもない、ただただ「悩む」のは避けてほしい。
つまり……
「思い悩む」のではなく、「考える」。
僕はこのシンプルなことに気づくのに、随分かかった。ただ、言葉としてでなく、実感として理解できるようになると随分と楽になる。
だから……
「あれは失敗だったかな……」
「自分のビジネスはダメかもしれない」
「なんであんなことをしたんだろう」
などと過去を思い悩んではいけない。
過去のことはどれだけ思い悩んでも、1ミリだって変わることはない。これは失敗だけではない。成功だって同じで。成功しようが、失敗しようが、過去のことをいくら考えても、これから先の未来には何の影響も及ぼさないし、関係もない。
未来につながることを考える
それでも、大きな失敗など、どうしても思い悩んでしまうことがあるはず。
これは僕にもある。ロボットではなく人間なのだし。簡単ではない。
ただ、過去を振り返るとしても、「未来」につなげるために過去を見ることだ。そうして、悩むのではなく、考える。
「未来」を意識するだけで随分と変わる。未来は思考を変え、行動を変えれば、より良いものに変えることだってできるのだ。
それでも過去のことを考えてしまう時は書き出す
上の2つで少しは楽になるはずだけど、それでも過去のことを思い悩み、休めなかったり、眠れなかったりする場合は、頭の中にあるものを書き出すことだ。
目に見える形になっていないから、思い悩む。
だから、具体的に目に見えるようにノートなどに書き出し、より良い状態(未来)にしていくため、どうしたらいいかを考える。
目に見えるようすれば、頭の中がすっきりしてくるし。思い悩んでいることの根本的な問題が見えてくれば、解決すべきことが明確になる。
1つひとつ前進していくことになる。
……と、この3つを騙されたと思ってやってほしい。
「そんな簡単なことで……」と思うかもしれないけど、頭の中でただ思い悩んでいる状態と比べ、明らかに精神的に楽になるし、前進する。その上で休んだり、眠ったりすればいい。特に眠れない日が続いている時などに試してほしい。
まとめ
- 過去を思い悩まないこと
- 未来につながることを考える
- それでも過去のことを考えてしまう時は書き出す
あなたへの質問
悩みすぎて眠れないようなことにならないため、最後に次の質問に答えてほしい。
- あなたは過去のことを思い悩むことが続いていないだろうか。
- そうした時、未来につながることを考えているだろうか。
- 過去のことを考えてしまいすぎるような時、きちんと状況を書き出しているだろうか。できれば、手書きが望ましい。