ビジネスに1つとして欠けてはいけないモノ
考える、創る、売る。
シンプルにいえば、起業するとこの3つが必要になってくる。この商品/サービスがいいのではないか、と考え、それを創り(もしくは用意し)、売る。
1つとして欠けてはいけない。
商品やサービスを考えなければ、創れる体制、売れる体制があってもビジネスは成立しないし。商品やサービスを考えたとしても、創らなければ(用意しなければ)、成立しない。商品やサービスを考え、創っても、売れる体制がなければ売れない。
- 商品/サービスを考える
- 商品/サービスを創る(用意する)
- 商品/サービスを売る
3つが必要なのだ。
会社員で優秀な人は起業で成功するのか
ある会社員が僕にこう質問してきたことがある。
「会社員として優秀な人は起業でも優秀ですよね」
実際はそんなことはない。
一概には言えない。
会社が合わず、会社員としてやっていけない人が起業をして成功したケースをいくつも見てきているし。
また、会社員時代に何をやっていたか、も重要だ。
起業するとなると、創業時は特に上記3つをやる必要がある。
でも、会社員時代に優秀だと言われる人が企画部門などで「考える」ことだけが仕事だったとしよう。大手企業などであれば、確かに「考える」1つだけでも仕事になる。考え企画したりすれば、後は他部署が商品を開発し、営業部門が営業してくれる。
ところが、創業当初はその全てをやらなければならなくなる。「考える」だけでは何1つ始まらない。
恥ずかしい告白をしよう
数年前になる。IT企業の人などとあるビジネスを考えた。
「これはイケるね」と盛り上がったけど、実際には考えるだけで、創ることも売ることもなかった。その後、海外の某企業がそのサービスを創り、後に世界的に成長していった。
その内容は驚くほど、一致していて。
「◯◯(海外の某企業)とまさに同じことを考えていたのだから、本当に驚きましたよね」
そういう話になることもあるけど。正直、僕らは実感している。
考え、創り、売る。
この3つが揃わないと、ビジネスを創り上げたとはいえない。単に考えたことなど、重要じゃない。
現に世界的に成長したビジネスと比べると。それを考えた僕らはそれについて1円だって稼げていない。アイデアを思いついたというだけ。実際に商品を創り、実際に売るまで何一つお金を生まない。
彼らの成功を見る度にそのことを思い出す。
「考えるだけではダメなのだ」と。
三島由紀夫が語るヒント
三島由紀夫が語る次の言葉にはとても大きなヒントが隠されている。
「行動家の世界は、いつも最後の一点を附加することで完成される環をしじゅう眼前に描いているようなものである」
三島由紀夫
考えられているもの、言葉になっているもの、実はそうしたものは世の中にいくらでも存在する。ただ「行動」という最後の一点が足りない。だから実現しない。
行動できる人は始終、その一点を加え、実現させる。
そうして次々に物事を実現させていく。美味しいところをとっていく。
これはとても重要なことだ。
彼らは「考える」ことが苦手だとしても、考えることが得意な連中をかき集め、ビジネスをスームに実現させていく。
そして、もう1つ、あなたにこの言葉を贈りたい。
「素晴らしい計画は不要だ。計画は5%、実行が95%だ」
カルロス・ゴーン
まさに行動(実行)なのだ。
まとめ
- 考えるだけでなく、まずは商品を創り、行動してみることが重要
- 考えられているものは世の中にいくらでも存在する。ただ「行動」という最後の一点が足りない。だから実現しない。その一点を加えることだ。
あなたへの質問
さて、あなたが行動し、物事を実現したいのであれば、次の質問に答えてほしい。
- あなたは考えたことを行動に移しているだろうか?行動を妨げているものは何だろうか?
- あなたが行動に移すことで最も成果が上がるアイデアは何だろうか?
- あなたのアイデアを実現させるのをサポートしてくれる最高の人は誰だろうか?
- あなたの行動を加えることで、実現する優れたアイデアは何だろうか?