失敗が怖い
起業や独立をしている人はビジネスをスタートする時、恐れてしまうケースがあります。
無理はありません。相当な資金、時間、労力をかけているわけです。それらを自分たちのビジネスに集中する。
「失敗したら、全てがムダになる……」
まるで全てをゴミ箱にでも捨てるように、です。
その考えが失敗を必要以上に恐れさせるわけです。
一番大きな問題は、「失敗すると全てが『ゼロ』になる」という考え方です。
負け。全てがムダになる。捉え方は人それぞれですが、そんな風に考えてしまうわけです。ですが、失敗を必要以上に恐れることは、自らを臆病にし、動けなくし、押さえつけてしまいます。
失敗の真の意味は違う
ですが、失敗の真の意味は違います。
まず、押さえてほしいのは失敗は敗北ではないということです。目標を達成するための……、言い換えると、勝利を得るための手段として、「成功」と「失敗」があるのです。
「成功」は進んでいる道が正しいことを教えてくれ、「失敗」は進んでいる道が正しくないことを教えてくれる。それら「成功」と「失敗」という手段を用い、迷路のようなビジネスの中を、ゴールに向かって進んでいくわけです。
トーマス・エジソンはこう語りました。
「それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから、成功なんだよ」
これはまさに先ほど話した意味と同じです。進んでいる道が正しくないことを「失敗」は教えてくれるわけです。
もう1つの失敗の意味とは
失敗にはもう1つ意味があります。僕がコンサルの時によくお話する、もう一つの意味です。
たとえば、あなたがコンテンツ販売をしているとしたら、タイトル次第で売れたり、売れなかったりします。たとえ、コンテンツが全く同じであったとしても、です。
つまり、全てがダメだということではなく、一部がダメなわけです。タイトルだったり、組み合わせの順番だったり、何か一部が、です。これはコンテンツなどの商品だけでなく、通常の商品でも同じです。
商品は非常に多くの要素、ノウハウ、ネットワークで構築されているわけです。
たとえ、その商品が売れなかったとしても、商品を構築している、それぞれの要素、ノウハウ、ネットワークなどの全てがダメだというわけではないのです。それらは次の商品、次のビジネスに十分に役立つわけです。
失敗しても100%前進する
失敗しても、それは全体としての商品が失敗しただけです。
それは敗北ではないし、進んでいる道が正しくないことを教えてくれる。
さらに、それらの要素やノウハウ、ネットワークは次の商品や今後の事業に大きく活かせるわけです。
- 失敗は敗北ではない
- 進んでいる道が正しくないことを教えてくれる
- 商品を構成している「要素」「ノウハウ」「ネットワーク」は次の商品開発、ビジネスに活かせる
その意味で「失敗したら、全てが『ゼロ』になる。終わってしまう」というのは、大きな間違いです。
100%の確信をもって、言えますが、失敗によって、大きく前進します。失敗はあなたのビジネスを大きく前進させているのです。