まじめに仕事しているのに売上が上がらない
まじめにやっているのに売上、利益が上がらない。
あなたが独立、起業をし、商品について広告やブログ、SNSで展開しているのに売上や利益が上がらない。そのレスポンスもほとんど得られない。
そんな時は「まじめ」さが前面に出てしまっているのかもしれない。
まじめさは重要なのだけど、ユーモアも必要なのだ。
2017年のTVCMランキング
まず、2017年のTV CMランキングを見てほしい。
- 1位 KDDI株式会社『au』
- 2位 株式会社 NTT ドコモ『NTT DOCOMO』
- 3位 ソフトバンク株式会社『SoftBank』
- 4位 株式会社リクルートホールディングス『タウンワーク』
- 5位 ソフトバンク株式会社『ワイモバイル』
参考:『2017年度 CM好感度ランキング』
1位のauのCMは三太郎シリーズ。記憶している人が多いと思う。
ランキングにあるとおり、TVCMにはユーモアのあるものが多い。逆にユーモアのない、まじめなだけのものは少ない。
だからといって、Webなどであなたの商品やサービスを販売する時もユーモアのあるモノを用いた方がいいかというと単純にそうではない。
結論からいえば、Webで商品やサービスを売りたいなら、TV CMレベルのユーモアのあるものは避けた方がいい。
ユーモアのあるCMなどはまさにそう。そうしたユーモアを顧客が注目、記憶してしまい、商品自体への注目、記憶が弱まってしまう。
では、ユーモアは不要かというと、実はそうではない。マジメさだけも避けた方がいい。
今回は「まじめな人必見!ユーモアを商品の販売に用いるにはどうすればいいか」について、説明していきたい。
ユーモアを商品の販売に用いるにはどうすればいいか
現実の社会
現実世界を考えてほしい。
たとえば、あなたが次の2人と出会ったとしよう。
- Aさん:まじめな人(一切のユーモア、冗談を言わない人)
- Bさん:ユーモア、冗談を言う人
AさんとBさん、この2人にはじめて出会ったなら、どちらの方が一緒にいて居心地は良いだろう。多くの人はユーモアがあって、居心地がいい人の方がまじめなだけの人より「良い」と答えるだろう。
確かにまじめ自体は長所。
でもただまじめなだけの人は一緒にいて堅苦しさを感じるし。居心地も良くないからだ。
まじめなだけの人は疲れる人も多いだろう。
商品やサービスを売る時の抵抗を弱める
リアルの営業でも、WEBで販売するにしても、何かを販売する時、顧客は「抵抗」をもってしまう。
たとえば、お店で店員が売り込みに来た時、「売り込まれたくない」と心理的に防衛するのと同じで、どこか抵抗感をもってしまう。
こうした「抵抗」を弱める効果がユーモアにはある。商品やサービスを売る時、顧客の抵抗を弱めるのだ。
マーク・アンドルースはその著書でこう語っている。
「私たちが笑ったり、面白いものに目を向けている時には、気分がよく、影響を受けていることにほとんど気づかない。したがって、私たちは商品の売り込みに直面しても、それがユーモラスなブランドからのものなら、それほど抵抗感を覚えない」
ユーモア度が高い人ほど、営業成績がいい
実際、東京都内の保険会社の営業担当者400人を対象にした調査結果では
「ユーモア度が高い人ほど、営業成績がいい」
という調査結果もある。
参考:心理学が解明「大笑いすると、創造力が3倍になる」
ユーモア
ただ、このユーモアは「面白いことを言う」という意味ではない。調査結果に触れている記事には次のようにある。
「実際に営業成績がトップクラスで、ユーモア度が高い人数人にインタビューしたところ、第一印象はまったくおもしろそうな人ではなかった。
むしろ普通で、誠実そうな印象を与える人ばかりだった……(中略)表現力が豊かで洗練されており、ユニークな比喩表現が多い。難しい専門知識を、例えを使って説明するのに長けていた」
ユーモアがある説明の例は次のようなものだ。
「この商品は、寿司ネタで言うと極上のトロ。私はガリです。トロのおいしさを引き立て、良さをわかっていただくためには私が必要なんです」
まじめに堅苦しく説明するのではなく、少しクスっと笑ってしまうような例えを使って説明する。あなたが起業家であれば、商品を販売する時に用いるべきなのはこうした説明だ。
冒頭でも話したとおり、TVCMほどのユーモアを取り入れることはない。やりすぎてしまうと、売れなくなってしまう。
なので「この商品は、寿司ネタで言うと極上のトロ」などというようなユーモアのある説明、表現を用いてみることからはじめてみることだ。
これだけでも顧客の抵抗を弱めることで顧客が買う確率を高めてくれる。
まとめ
- ユーモアは大切
- ただし、TV CMレベルのユーモアではなく、少しクスッと笑ってしまうような例えを用いるような表現で商品、サービスを伝えていくことが重要
- まじめすぎるのは相手を疲れさせてしまう。
あなたへの質問
- あなたは商品やサービスを販売する時、ユーモアを用いて販売しているだろうか。
- まじめすぎて相手を疲れさせるような説明、表現ばかりを用いていないだろうか。