理想の人になる方法
独立や起業した人はもちろん、会社員の人でも使える「理想の人」になる方法です。何だか、胡散臭いですが。完璧ではないにしても、かなりの確率で理想の人に進んでいきます。
もしかしたら、「理想の人」というと、とてつもなく、堅苦しく感じてしまう人もいるかもしれないですが、そんなことではないです。ゲームみたいに楽しいことなので、まぁ、気軽に読んでもらえればなと思います。
幼い頃からの理想の人
どうでもいい話かもしれませんが、僕の理想の人の話から、まずしたいと思います。実在の人物ではAppleの創業者スティーブ・ジョブズなどを愛していますが。
実はとても好きなのは実在の人物でない人たちが多いです。
- キャプテン・ハーロック
- シャア・アズナブル
- 風間真
- 矢吹丈
知らない人も少なくないと思います。
実はアニメやマンガの登場人物(キャラクター)です。
キャプテン・ハーロックは『銀河鉄道999』などにも出てくる、マンガ家松本零士が描くキャラクターで、男の中の男。いかなる逆境でも余裕な男です。
シャア・アズナブルは『機動戦士ガンダム』に出てくる、敵側の超有名なキャラクター。敵側にいるのに、主人公以上に好きな人が多いキャラクターです。彼は頭が良く、とにかく強い。常に冷静。そんな男です。
風間真はマンガ『エリア88』に出てくるキャラクターで、戦闘機に乗るパイロット。彼も逆境に強く諦めない。
そして、矢吹丈はマンガ『あしたのジョー』のキャラクターで、ボクサー。ジョーもどんな状況でも戦う男だった。
……まあ、こんな感じで、その後も『三国志』の曹操を好きになったり、歴史上の人物、ナポレオンを好きになったり、Appleの創業者スティーブ・ジョブズを好きになったりしましたが、全て根本的には「強く」。そして、逆境にも強い、タフな人です。
そして、特に好きなキャプテン・ハーロックがそうですが、とにかく「できない人もバカにしない」(上記には一部例外の人もいますが)。
強くて、逆境にも強い。バカにしない。
ちなみにこの「強さ」ですが、キャラクターを知らない人はわかりづらいかもしれないけど……。
この「強さ」は「自分は強いです!」などと声高に叫ぶような強さを誇示するものではなく、滲み出るような強さです。
たとえば、女性に大人気のオードリー・ヘプバーンなども強い。人気がある人って、やさしい感じ、自然な感じだとしても、やはりどこか強い。
それはこんな言葉にも表れます。
「たしかに私の顔にしわも増えました。ただ、それは私が多くの愛を知ったということなのです。だから私は今の顔の方が好きです」
オードリー・ヘプバーン
逆境に強い
まぁ、話を戻すと、僕が逆境にこだわるのはこれらにあるわけです。
なので、実はこれをゴールに設定しました。
自分は「逆境に強い」と。
その理想像を常に意識し、行動していたら、今ではクライアントさんがどんなに厳しい状況にあっても驚かず、むしろ、それをやりがいがある、と燃えてきたりもします。それはこのゴール設定を意識したことにあったわけです。
そして、キャプテン・ハーロックのように「できない人もバカにしない」。
ハーロックは相手の立場がどうであれ、苦しんでいる人、頑張っている人をある意味でリスペクトしているわけです。実際、『銀河鉄道999』では単なる少年の星野哲郎のことを一人の男として大切に対応します。
宇宙の大海賊で、誰よりも強い彼がそうだったわけです。
僕はこれも理想にし、どこかでそういう口調があるかもしれませんが、まず人もバカにしない人間になっていました。
さて、ここまででわかったかもしれませんが。
理想の人物を創り上げること
これが何よりも重要です。
僕はこの経験があったから、自分自身の理想像を作り上げ、そのルールを作りました。
自分が愛すべき、自分が最高だと思える、自分がワクワクする理想像。そして、その理想像がとる思考、行動、言葉などをです。ここに顧客の立場でイヤなこと、感謝されることを反映させていき、ビジネスにも活きるようにしていったわけです。
ワクワクするような理想像
大抵の人は理想像がない。だから、行き当たりばったりでできあがった人物になっていき、しまいには自分のことが好きではないという状況になっていくわけです。
でも、理想像があれば、違います。それを常に意識していれば、確実にそこに少しずつでも進んでいきます。
ただ、問題があります。とても大きな問題です。
たとえば、怠け癖がある人は、自分の思考や感情や習慣にまかせてしまうと、すぐに怠けてしまいます。思考のクセ、感情のクセ、習慣のクセがこれまで「怠ける」ようにできあがっているからです。
なので、理想の姿は怠けずにまじめにやる人だとしても、すぐに怠けたくなってしまいます。そして、すぐにやめてしまいます。
「自分にはできない」
「無理だ」
「合わない」
とです。だから、自分に厳しいアスリートのような人たちですら、何かを変えるには、コーチが必要なわけです。
まあ、コーチは大掛かりなので、自分を変えたいという時はすぐに過去の習慣に引き寄せられてしまうので、少しずつ、1つずつでもいいから取り入れていくわけです。
さっきのキャプテン・ハーロックのようになりたいのであれば、いきなりキャプテン・ハーロックではなく、まずは「人をバカにしない」などと。1つひとつやってみるわけです。
自分を変えるとはどういうことか
自分を変えたい、という人たちがいますが、自分を変えるということは自分がやっていないことをやる、自分が考えていないことを考える、ということなんです。
これまでやったことがないことです。当然ぎこちないし、自分には合わないし、楽ではないものです。
それでも、複雑に考えず、ぎこちなくてもいいので、1つずつ、行動することです。考える必要はないです(考えても「ぎこちない」「向かない」「嫌だ」という気持ちしかでてこないので)。
すると、徐々に習慣化され、慣れてきます。その慣れが自然になった時。たとえば、「人をバカにしなく」なっています。
もちろん、その段階では誰もが愛するキャプテン・ハーロックは遠いです。
でも、人をバカにしなくなった、その状態は、確実にこれまでの人をバカにしていた時の自分とは世界が変わります。周囲も、その人のことを「人を絶対にバカにしない人だよね」という風に考えるようになってくるわけです。
で、重要なのは何より「自分がワクワクする理想像」です。
起業や独立した人であれば、顧客の視点から見て、どうあるべきか。自分がどうありたいか。その折衷案から考えていくことです。
これは大きなことだけでなく、たとえば、「時間を守る」とか「約束を守る」なども同様に反映していくわけです。
そして、そのワクワクする理想像を常に持ち歩き、1つずつ、身につくまでやり続けることです。それをやっていれば、絶対に変わります。自分が変わり、世界も変わってきます。