Facebookをやめる人が増えている
日本橋である女性起業家と打合せをしていました。すると、彼女はこう言ってきたのです。
「最近、Facebookを辞める人が増えてきましたね」
これは本当に思う。
数ヶ月前にも、彼女とは別の起業家ともそういう話になりました。
続けている人は事業主ばかり
見ていると、Facebookを続けている人は事業主が多い。彼ら彼女らにしてみれば、Facebookは「見込み客」とつながっているような面もあるわけです。
つまり、Facebookはビジネスです。カンタンにやめられるわけがないのです。
会社員は違います
ですが、会社に勤めている人は違います。Facebookはビジネスではなく、辞めたくなったら、辞めるわけです。
「飽きた」とか「人が自慢しているような投稿も見たくない」などと、理由は色々ですが、徐々に辞めていくわけです。
辞める人が多くなると、不安
冒頭の女性起業家にそんな話をしていたら、彼女は不安そうな表情をして、僕に聞いてきた。
「Facebookを辞める人が増えてくると、お客さんが減りますし、売上も落ちるので、不安になりますね」
そう話してきました。
彼女にも言いましたが、不安になる必要はありません。ただ、「大丈夫ですよ。Facebookはずっと続きますよ、などという適当なことは言えません。
人によっては、「Facebookは大丈夫」とか「人とのつながりはなくならない」などと無責任に言う人がいますが、実際にはFacebookなどの特定のSNSだけで勝負、というのは非常にリスクがあります。ずっと続くようなメディアはまずないので。
余計に混乱してしまう
こういう議論になると、ほぼ100%と言っていいほど、SNSでビジネスを展開するコンサルなどが、自分たちが教えている「SNS」はまだ大丈夫です、と必死になって、伝えたりするので余計に混乱してしまうのですが……。
あなたの周りを見ればわかるはずです。辞めた人も多いでしょう。
それに、新たにFacebookをはじめた人より、辞めた人の方が圧倒的に多いはずです。
人は飽きます
「人は飽きる」ものです。Facebookがどうなるのか。それを正確に予測することはできないですが、この先、急成長することはまずなく、どちらかといえば、ユーザーは減少していくはずです。
広告がなくなることはありません
ただ、安心してください。
SNSはユーザーが減ってくるリスクはありますが、その減少リスクに対処する方法はいくつもあります。中でも絶対に外すべきではないのが「広告」。有料の広告です。
これは、たとえFacebookなどのユーザーが減少しないとしても重要です。
Facebookなどの決まりきった人間関係相手に継続的に何かを販売し続けると、徐々にレスポンスは低下します。そして、最終的には非常に厳しい状況になります。
つまり、SNSのユーザーが減少しなくても、つながっている人間関係のレスポンスは低下してくるというわけです。
有料の広告にチャンスがあります
そうした流れを避ける意味でも有料の広告です。
有料広告は関係ないです。常に新しいユーザー(新たな見込み客)に広告で告知していくわけです。展開する先はいくらでもあるわけです。
こういう話をすると、「過去に有料広告で失敗したことがあるんです」と考える人もいると思います。
1度や2度の失敗で諦めないことです
ですが、そういう人は、大抵1度や2度失敗しただけで諦めたりしています。
営業でも何でもそうですが、最初からうまくいくものなど、まずありません。ある程度の経験が必要なのです。
有料の広告を継続的に展開し、経験を積み、そして費用対効果の合うビジネスの体制を構築していく。
それが実現すれば、SNSがどうなろうが、Facebookが衰退しようが、怖くはありません。ビジネスは安定します。
仮にSNSが廃れなければ、SNSの強みに、ダイレクトマーケティングの強みを発揮できるし、SNSが厳しい状況に陥っても、ダイレクトマーケティングの力があれば、高い成果を上げ続けることができるわけです。非常に強固な体制になるわけです。